雑記・コラム

根が真面目な方に伝えたい、0.1.2歳児の子育てを楽にする考え方

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息子が先月末に3歳の誕生日を迎えました。4年前には影も形もなかった人間が、立って歩いて話して普通に存在しているのが当たり前になっていることを、改めて考えると不思議さを感じます。

生まれてからの3年間、毎日が楽しいことばかりではなく、地獄のようだった瞬間もあります。いつも優しく子供とちゃんと向き合える母親を目指しているのに、イライラして怒鳴ってしまうことも多々あり、そのたびに反省するというのを繰り返したり。

私は根が真面目なのですが(爆)、それ故に子育てではこうしないといけない、ちゃんと育てないといけないなど、重荷に感じることが多々ありました。そんな私と似たような、根が真面目な方に伝えたい、子育てを楽にする考え方を紹介したいと思います。

3年の経験をもとに、実際に育児が楽になった考え方を紹介しますので、なんか育児が重荷だなという方や、子供の行動にイライラしてしまう方、私のように真面目な方に読んでいただけたら幸いです。

①子供はその子のペースで着実に成長する。他の子と比べて焦っても仕方がない。

生まれて間もない頃から体重の増えは気になりますし、0~1歳までは首のすわり・腰のすわり・はいはい・歩行、言葉がいつでるかなどの発達の具合も遅い場合は心配になると思います。

私の場合は、息子の体重の増え方が最初は成長曲線の上のほうで良かったのですが、3ヶ月~4ヶ月頃にはだんだん平均から少し下のほうになってきて焦りを感じていました。そのため、母乳を飲ませる間隔を狭めて体重を増やそうとやっきになり、その結果先月よりも増えて得意げになったりしていました。(ここで成功体験をしてしまったので、私が子供に対して何か頑張れば改善できるという意識ができてしまったかもしれないです。)

しかし、子育てというのは大人が何かをしたからといって、必ずしも子供の成長や発達が早くなるというわけでもないなと感じています。その子はその子なりのペースで成長していくんだなということを、3年間自分の息子を見てきて思います。

ちなみに息子の体重(身長も)に関しては、現在体重12.25kg、身長89.8cmで小さい方です。1歳下の大きい子と比べると体格は同じくらいです。大きい子と比べると、食への意欲が違うのがはっきりわかりますし、まあそれでもちゃんと育っているしいいかと思うようになりました。

発達がゆっくりで心配になるのは当然なので、それをやめようとは言いません。でも心配したとしても、親の心配など関係なく、その子のなりのペースで成長していくから過度に心配しなくても大丈夫!と思います。

「4歳の今はあんなに心配する必要なかったと思ってます」

支援センターで会ったお母さんの話が印象的なので書いておきます。1歳過ぎくらいの弟と4歳のお姉ちゃんと一緒に来ていたお母さんがいて、弟くんのほうと息子は同じくらいの月齢でしたが、すごくおしゃべりしていたので、「すごくおしゃべりが上手ですね」と話しかけました。

お姉ちゃんがいるからか、弟くんのほうは言葉が出るのが早かったらしいのですが、一方お姉ちゃんのほうは2歳くらいまで話さず、そのお母さんは相当心配していたそうです。でも4歳の今は普通に喋るようになって、あんなに心配する必要なかったと今になれば思いますと仰っていました。話すようになる時期が姉弟でもこんなに違うのに、最終的にはちゃんと話すようになるから、ほんとに心配しなくても大丈夫ですよと言っていらっしゃいました。

自分は息子がいつ話すかやきもきしていたので、このお母さんの話を聞いて、そんなに焦らなくてもいいんだなと心が軽くなったのを覚えています。

②「敏感期」という考え方を知る(モンテッソーリ教育)

2つ目は「敏感期」という考え方を知る、です。こちらは知っていると、子供のなぞな行動(大人から見たらしなくていい余計なこと)を見てもイライラせずに大らかに見られるので、個人的に子育てする人みんなが知っていたらいいと思う考え方です。

モンテッソーリ教育の中の考え方なのですが、敏感期とはザックリ言うと、子供がある事柄に非常に敏感になるある一時期のことです。人間だけでなくすべての生物の幼少期に共通して見られる特徴だそうで、ある事柄に非常に熱中し繰り返し同じことをしたあとは、また他の事柄に興味が移り、今までやっていたことには見向きもしなくなります。

なぜ敏感期があるのかは、生きていく為に必要なことを習得するためと考えられており、モンテッソーリの考え方では「神様から与えられた宿題」と表現されたりします。

モンテッソーリ教育を日本に広めた第一人者である相良敦子さんの著書、「お母さんの『敏感期』」から、敏感期の説明を抜粋します。

幼児期の子供には、一生に一回きりの特別に敏感な感受性を発揮する「敏感期」という時期が訪れます。この「敏感期」になると、子供は、環境から必要なものを吸収し、自分を創っていきます。その子供の特別な感受性は、大人になるとなくなるので、大人には理解できない奇妙な行動として目に映ります。大人にはなんでもないようなことにこだわったり、執着したりするので、「わからず屋」と叱りつけてしまいます。

「お母さんの『敏感期』」相良敦子 著  株式会社文藝春秋 2007年

叱り付けてしまった経験、私にもあります。。生後10ヶ月ごろに離乳食のかぼちゃのペーストをテーブルに塗りたくるという行為をされ、私はそれにイライラして仕方がなかったのですが、今思えば、手を使ってこれをこうするとこうなるというのを息子は確かめていた(手の使い方を覚えようとしていた)んだなと思います。しかし当時は敏感期なんて知らなかったので、私の中では「なぜするのかわからない忌々しい行動」でした。もし当時敏感期のことを知っていたら、イライラしたとしても、なぜこの行動をするのか?と考えられていたでしょう。

敏感期という時期があるということを知っておくと、このような一見忌々しく思える子供の行動も、子供が自分を創っていくためにしているのだなと、イライラせずに見られます。なので、これは知っているのと知らないのとでは、子育てにおいてのイライラする頻度に雲泥の差がうまれると思うので、ぜひ子育てする人全員に知っておいてもらいたいです。。!

《秩序感》の敏感期(モンテッソーリ教育)

敏感期には《秩序感》の敏感期、《感覚》の敏感期、《運動》の敏感期がある、と「お母さんの『敏感期』」では説明されているのですが、全てを説明すると長くなってしまうので、特に生後数ヶ月からではじめ、2、3歳がピークになる《秩序感》の敏感期について説明します。

《秩序感》の敏感期には、順番・場所・所有物・習慣などに強くこだわります。

・いつもと同じ順番でないと嫌だ
・テーブルに座る位置はいつもと同じ位置でないといやだ
・いつもと同じ道順でないといやだ
・いつもと同じやり方でないといやだ

というように、いつもと秩序が狂うと大泣きしたりすることがあります。

これは息子にもいまだに思い当たることがあります。自転車の後ろのシートに乗せるときに、ずぼらな我が家ではいつも雨よけカバーをシートにつけたままなのですが、そのカバーのチャックを息子の足が隠れるところまで上げないと、「ねぇこれー」と必ずチャックを上げろと催促してきます。いつもと同じでないといやだという、典型的な秩序感の敏感期だなと思います。

いつもと同じでないと嫌だという、この秩序感の敏感期は0歳から2歳、3歳くらいまでの子を育てる人なら、思い当たることがあるのではないでしょうか?いきなり大泣きしてなぜだかわからないときは、いつもと違うことをして子供の《秩序感》を乱していることが原因かもしれません。

③子供は自分で成長する力を持っている、と信じられたこと

①②とリンクする内容の上、私自身の体験談で恐縮なのですが、1歳過ぎの頃にこの「子供は自分で成長する力を持っている」ということを実感して、信じられたことが、子育てに対して肩の荷がおりたというか、軽くなりました。

それまで私は、親が子供にちゃんと生きていけるように色々教えなくてはいけないと思っており、子育てとはなんて責任重大な仕事なんだと思っていた節がありました。そのため「この時期までにここまで離乳食をすすめねばならない」など、色々なことをちゃんとやらないと、子供がきちんと育っていかないのでは、くらいに思っていました。

しかし、あるきっかけで息子の持っている自分で成長していこうとするパワーを感じて感動し、「子供は自分で成長する力を持っている」と信じられるようになりました。

そのきっかけというのは、正月休み中の閑散とした公園で、池に小石を投げ入れるというのを小一時間続けていた息子の姿でした。地面から小石(だったり細かくなった小枝だったり)を拾い、「それっ」という掛け声で、一連の同じフォームで池に投げ入れ続けているのを見て、これを小一時間も飽きずに続けているのは大人には考えられないけれども、凄まじいパワーを感じました。その後、息子は力を出し切ったためかベビーカーで爆睡していました。

その頃、前述の相良敦子さんの、別のモンテッソーリ教育の本をちょうど読んだ頃でした。その本に書いてある、大人には何が良いのか分からないけれど子供が熱中してやっていることを止めないで自分からやめるまでやらせたとき、子供は晴々とした表情で、その日一日機嫌がよく良く寝る、というのと全く同じでした。そのため、「小一時間池に石を投げ入れていたのは、自分で自分を成長させるためにやっていたこと」、「息子は自分で成長する力を持っている」と思いました。

そう思えてからは、今まで漠然と抱えていた「親がちゃんと育てなければ」という責任感というか、重荷のようなものがなくなり、すごく楽になりました。子供のいる環境を整えて、適切な手助けをすれば、子供は自分で育っていくのだから、親の私が「育てないと」いけないことはない、と思うようになりました。

過去の私のように、親としての責任感を過度に持ってしまっている方には、子供は自分で成長する力を持っているので、「○○するべき」とか「○○しないと」と気負わずに、子供との時間を過ごしてもらえたらなと思います。

まとめ:0.1.2歳児の子育てを楽にする考え方

私の経験から紹介する、0.1.2歳児の子育てを楽にする考え方でした。まとめると、

①子供はその子なりのペースで着実に成長する。他の子と比べて焦っても仕方がない。
②「敏感期」という考え方を知っておく
③子供は自分で成長する力を持っている(と信じる)

です。

もしかすると、この記事を読んだだけでは楽にならないかもしれません。自分の経験から、やはり実感が伴わないといくら考え方を教えてもらっても、、というところがあるので。なので、こんな考え方書いてるやつがいたなーくらいに思っておいてもらえたら、子供と過ごす毎日の中に、ここで紹介したことがピッタリ来る日が来るかもしれません。

いつかここで紹介したことがお役に立てたら嬉しいです。お読み頂きありがとうございます。

 

参考文献
「お母さんの『敏感期』」相良敦子 著  株式会社文藝春秋 2007年

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